形成外科について

形成外科について

about plastic surgery

形成外科は英語でplastic and reconstructive surgeryとなっており、ケガややけどで失ってしまった皮膚本来の状態を「形成:形を成す」と「再建:作り直す」といった治療を得意としております。

また、通常美容外科手術は形成外科医がおこなう事が一般であり、整容面に配慮した治療も同時に行うことができます。

形成外科の得意分野

意外と知られていない形成外科が本来得意とする医療分野。
私たちが一番得意とするのはきれいに後を残さず治療を行うことです。
その得意分野を用いて、私たちは患者さんの生活に寄り添える医療を行います。

  • 顔面のケガ
    顔面のケガ

    骨折やケガをできるかぎりキレイに治す為に専門的に診察・診断・治療

  • 日常のケガ
    日常のケガ

    家で処置するのが痛い、怖い、切り傷やすり傷からなかなか治癒しないケガ等

  • 火傷(やけど)
    火傷(やけど)

    痛みや水ぶくれ等を伴った家で処置するのが難しい火傷

生活の質(Quality of life)の向上~

ケガはもちろん、傷あと(肥厚性瘢痕、ケロイドなど)は患者さんにとって大きな悩みとなります。
傷あとの色味、凹凸、形など、完全に元に戻すことはできませんが、少しでも目立たなくするための方法を共に話し合い、心も前向きになれるようお手伝いさせていただきます。

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対応可能な疾患

外傷(擦り傷や切り傷など)

挫創(すりきず)、切創(きりきず)などは、皆さんも一度経験があると思います。
程度の軽いものは放置しても治りますが、瘢痕(きずあと)を少しでも少なく、きれいにしたいとのご希望があれば、縫合が得意な形成外科での対応がお勧めです。
一般的に受傷から6~8時間以内の初期対応が重要となりますので、気軽にお問い合わせください。

挫創(すりきず)

転倒してアスファルトなどで擦りむいた傷の状態です。
浅いものは市販の軟膏や絆創膏でも治りますが、皮膚が欠損したり異物が入り込んでしまったり、感染したりすると、傷あとが目立ってしまうこともありますので、ご心配な場合はご相談ください。

切創(きりきず)
  • 包丁や割れたガラスなどで、皮膚が直線状に切れた状態です。
  • 場所・深さによっては血管・神経・腱(すじ)などが損傷し、機能的な障害が生じてしますこともありますので、早期の対応が必要となります。

熱傷(やけど)

熱傷は、皮膚に高温(または低温が長時間)の物体が接触して生じる皮膚の障害です。

皮膚損傷の深さで1~3度の分類があり、2~3度は適切な治療を行わないと瘢痕(きずあと)や瘢痕拘縮(ひきつれ)が生じてしまうため、専門家での初期治療が望ましいです。

まずは受傷部位を30分~1時間ほど流水で冷やしてから(冷水、氷の使用は凍傷にならないよう冷やしすぎないように)、移動時も冷やしながら受診してください。

皮膚腫瘍(粉瘤:アテローム、ほくろ、できものなどに対して切除、生検など)

皮膚良性腫瘍

基本的に命にかかわらないできもので、見た目や診断を目的に除去、切除などを行います。
生検、病理検査目的の手術は保険適応となりますが、黒子(ほくろ)や老人性色素斑、脂漏性角化症など加齢性の病変の除去は、自費診療となりますのでご了承ください。

粉瘤

粉瘤は毛穴があれば、体のどこにでもできる可能性のある、頻度の高い良性腫瘍です。
特に顔は切除の傷跡が目立たないよう、形成外科での手術をお勧め致します。

皮膚悪性腫瘍

部分的ですが深い組織破壊や全身への転移など、放置すると命にかかわる可能性のあるできものです。

できものが1-2か月で急に大きくなったり、潰瘍(穴が開く)となったり、出血したりする場合は特に注意が必要です。

美容専門クリニックで、悪性腫瘍をシミとして治療されて取り返しのつかなくなった症例の報告も多々ありますので、ご心配な場合は皮膚科・形成外科専門医師の常駐するクリニックを受診されてください。

※明らかに強い悪性が疑われ、生検・病理検査から再建手術(皮膚の欠損に対して組織移植を行う)への迅速な一連の治療が必要な場合は、速やかに高度医療機関へと紹介いたします。
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お問い合わせ・ご相談

皮膚やお肌のトラブルやお悩み、お気軽にお問い合わせください。

六本松 稲本クリニック 形成外科・美容皮膚科
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