黒いカメラとメラニン
皆様、こんにちは。
福岡市中央区六本松駅近くの形成外科・美容皮膚科「六本松 稲本クリニック」です。
この度たくさんの皆様のご助力のおかげで、無事に開院することができました。
日々、日記がてら、院長の趣味や六本松周辺のお店、医学的なお役立ち情報を掲載していきたいと思います。
徐々に患者さんも増えてきており、満足いただけるよう努力を続けてまいります!
福大からのなじみの患者さんも継続して通院いただき、うれしい限りです!
さて、今回は症例写真、このブログの写真ともに撮影の大切な相棒
ソニーのフルサイズデジタル一眼レフカメラ
「SONY α 7R Ⅳ」
です!!
かなりお高いのですが、有効約6100万画素で、
拡大すると患者さんの小じわや肌理まで、
かなり細かく確認できてしまうのが決め手となりました。
逆に、レーザー・光治療効果のごまかしはできませんし、
厳しい視点で治療効果を確認することができます。
ちなみにこれにソニー純正のフラッシュと
カールツァイスの55mmの単焦点レンズで
常に同じ画角、明度で撮影を行っております。
<ここで医学豆知識>
今回はモノクロ写真ですが、
当院で治療対象となっている「しみ・くすみ」や「医療脱毛」
については、この黒がとても重要なターゲットとなります。
しみ・くすみはメラニンに吸収されやすい波長を選択して、
メラニンで光エネルギーが熱エネルギーに変換され、
その熱エネルギーでメラニンを産生するメラノサイトを破壊します。
医療脱毛は、光エネルギーが同じく毛に含まれるメラニンに吸収され、
その熱エネルギーが毛をはやす毛母細胞を破壊します。
つまり、「黒い(茶色い)」ことが重要なのです!
例えば白髪の脱毛は、可能な脱毛器もありますが
現時点では効果が確実でないとされます(電気脱毛が確実)。
ではカメラが黒いのはなぜでしょうか?
色々と節があるようですが、
被写体へ映り込みにくいとか
カメラ自体が目立たなくてこっそり撮影できる
などの意見が多いようです。
プロといえば黒いカメラを連想しますが、
でもやっぱり銀色のアンティークカメラも憧れますね。
今後とも六本松を中心に福岡を盛り上げてきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します!
以上、六本松稲本クリニック 形成外科・美容皮膚科
院長の稲本でした!