歯ぎしりとエラボトックス
皆様、こんにちは。
福岡市中央区六本松駅近くの形成外科・美容皮膚科「六本松 稲本クリニック」です。
少しずつ周囲の方々からのお問い合わせやご紹介、口コミでの受診も増えてきており、
日によっては予約でいっぱいの日もあり、
☆感謝の気持ちでいっぱいです☆
さて、少し余談です(興味ない方は読み飛ばしてください)
最近、動画配信サイトで
「暗殺教室」
というアニメーションが無料サービス中でしたので、
懐かしいなぁと思い一挙見しました。
久々に号泣しました。
簡単に要約すると、
落ちこぼれの生徒が集まるクラスに、
地球を滅ぼす超生物(ころせんせー)が先生として赴任し、
生徒が暗殺を行うよう国から指示される
という内容ですが、
とにかく、生徒を想うころせんせーの一言一言が
「生徒だけでなく、大人の心にも響く」
という所がとてもよかったです。
教育だけでなく人生においてなにが大切なのかを学ぶことができます。
またギャグも面白く映像もきれいで、ぜひ見ていただきたいと思います。
さて本題ですが、今回は
「歯ぎしりとエラボトックス」
という内容を説明いたします。
美容皮膚科ではボトックスはしわ治療で一般的ですが、
外見的に咬筋肥大症(エラ:顎のでっぱり、いわゆるホームベース顔)
の治療にも使用されています。
それが歯科領域では、歯ぎしり(ブラキシズム)の治療に応用されているようです。
歯ぎしりとは覚醒時や睡眠時に上下の歯が接触している状態で、
下顎の側方運動を伴うグラインディング、
タッピング(カチカチと繰り返す)、
クレンチング(強い噛みしめ)、
といったものがあります。
その結果、歯の咬耗や補綴装置の破損、脱離、顎関節症、咬合性外傷などを
引き起こすことがあります。
もちろん歯ぎしりの治療は薬物療法やマウスピース、理学療法、認知行動療法などが
一般的かつ優先される治療ですが、
難治例に対してボツリヌス療法の応用も進んでいるようです。
ただ注意していただきたいことがあります。
「ボトックスは講習を受けた医師のみに使用が許可される」
治療行為であり、基本的に歯科医師が美容目的でボトックス治療をおこなう事は
違法とされています。
ただ、実際ボトックス治療を行っている歯科医院も多く、顔面の変形、左右非対称、
口角下垂、咀嚼障害などのトラブルも多いとされます。
また、個人輸入による品質の悪いボトックス製剤を使用している施設もあるようです。
よって、咬筋肥大症の治療は、迷ったら医師常駐のクリニックで、
アラガンなど信頼性のあるボトックス製剤を使用した施術をお勧めいたします。
さて、実は僕も無意識に噛みしめる癖があり、咬筋も肥大している気がします。
マスク生活が長くそこまで気にはしていませんが、たまに奥歯が痛くなるので、
いつか打ってみようと思ってます(本当のところ、注射が大嫌いなんです)。
これからも地域に根差した、形成外科、美容皮膚科の
信頼性のある治療を提供してまいりたいと思いますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。