コロナ感染に備える「免疫力」の高め方
皆様、こんにちは。
福岡市中央区六本松駅近くの形成外科・美容皮膚科「六本松 稲本クリニック」です。
少しずつ近隣や県外の方々からのお問い合わせも増えてきており、
日によっては予約でいっぱいの日もあり、感謝の気持ちでいっぱいです。
あっという間に開院から1年が経過し、実りの秋がやってまいりました。
この1年はたくさんの方々の協力のおかげで開業でき、
地域の皆様のお役に立てることができ、
たくさんの笑顔を見ることができて、
大変幸せな一年でした。
今後もさらにたくさんの方々のお役に立てるよう努力してまいります。
また、コロナワクチンも徐々に打たれた方が増えておりますが、
緊急事態も継続しており、引き続き感染対策に気を抜かぬようお過ごしください。
ちなみに僕は2回目で微熱が出る程度で済みました。
さて本題ですが、ワクチン接種をされた方が増えてきたにもかかわらず、
コロナウイルス感染者数は増加傾向となり、福岡も緊急事態宣言が延長となっております。
そう、「ワクチンはあくまで感染や重症化のリスクは下げますが、かからないわけではない」
ということが重要となります。
ですので、ワクチンを打ったから安全ではなく、引き続きマスクや手洗いなどでの予防を怠ってはいけません。
また、もう一つ重要なことは、「自然免疫力を高めること」です。
最近リモートワークなどで生活習慣が乱れてしまい、体調も精神面もぐったりする方が増えていると聞きます。
そこで今回は、順天堂大学大学院 医学研究科・医学部教授の小林弘幸先生の提唱される
「自然免疫力を高める生活習慣」
をご紹介させていただきます。
この「生活習慣の乱れ」がどのように免疫力に影響するかというと、
「自律神経の乱れ」
が生じるためといわれています。
自律神経とは、生命の維持機能をつかさどる神経で、全身の血管や臓器などをコントロールする働きがあります。
その種類は2種類あり、
・交感神経 :体をアクティブにする、戦っている時に優位
・副交感神経:体をリラックスさせる、休んでいる時に優位
これら二つの神経が交互に働いてると考えて下さい。
では1日のサイクルで、どのようなことをすればこの自律神経が安定するかをお示しします。
1. 朝日を浴びて体内時計をリセット、セロトニンの分泌で明るい気持ちに、朝食もとって腸の活性化
2. 通勤時と同じ時間に行動し、外の空気に触れるなど、「フェイク通勤」で交感神経の活性化
3. 1日を通じて300~600mlのホットコーヒーを飲んで、交感神経の活性化と血流促進、便通の改善
4. 仕事の合間は、できるだけゆっくりした呼吸、会話、動作を心がけて、自律神経を整える
5. イラっとしたときは、深呼吸や一定のリズムで歩くなど、リズミカルな動作で副交感神経を活性化
6. 休憩時に鏡の前で笑うことで、副交感神経が優位になり、セロトニンの分泌を促す
7. 30分に一度は歩いたりストレッチを行う
8. 帰宅後はすぐにゆっくりせず、やることをすましてからリラックスモードに入る
9. 1日の気になったことなどを文章にして書き出すと、心の整理ができ、精神的に整う
10. 寝る前の明日の準備をしてしまうことで、安心感により睡眠の質も向上する
といった流れとなります。
いずれも最初は意識しないと難しいことですが、少しずつ習慣にしていくと、心も体も免疫力も強くなる、
とても健康的な生活を過ごすことができます。
興味のあることから、取り入れてはいかがでしょうか。
これからも地域に根差した、
形成外科、美容皮膚科の信頼性のある治療を提供してまいりたいと思いますので、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
六本松稲本クリニック
院長 稲本 和也