皆様、こんにちは。

福岡市中央区六本松駅近くの形成外科・美容皮膚科「六本松 稲本クリニック」です。

少しずつ周囲の方々からのお問い合わせも増えてきており、

日によっては予約でいっぱいの日もあり、感謝の気持ちでいっぱいです。

あっという間に開院から半年が経過し、新年を迎えました。

昨年はたくさんの方々の協力のおかげで開業でき、

地域の皆様のお役に立てることができて、

大変幸せな一年でした。

今年はさらにたくさんの方々のお役に立てるよう努力してまいります。

寒さに伴いコロナも勢いを増しており、

引き続き、感染対策に気を抜かぬようお過ごしください。

 

さて本題ですが、今回はお手軽に自宅でできる美容法として、

 

「マインドフルネス」

 

についてご説明いたします。

 

マインドフルネスとは、ここ数年注目されてきている概念で、

グーグルやフェイスブックなどの一流企業や金メダリストなどのスポーツ選手までが、

日々のルーチンに取り入れている最先端の脳科学による、

「脳の疲れの解消法」

とされています。

簡単に言えば瞑想のようなものですが、最新の脳科学をもとにしており、

宗教的な要素を省いていますので、うさん臭いと思われる方も安心してください。

 

やり方はいたって簡単で

「過去、未来ではなく、 いまここ を感じる」

 

といったことです。

といっても、意味が分かりませんね?

それにマインドフルネスと美肌には何の関連があるの?

ということですが、以下具体的な考え方と方法を示します。

 

・人は、ぼーっとしてる時も何かをしている時も、

過去や未来など他のことを考えながら過ごしている

・例えば食事中も、とびっきりのごちそうでない限り、

食べ物の味や触感を感じながらというよりは、色々と考え事をしながら食べている

つまり、忙しい現代人は、「しながら」という行動に慣れきっており、

とくに歩きスマホはその象徴であり、

日々心も体も休まることなく過ごしています。

 

そこで、できるだけ「しながら」を脱却し、

食事中は食べているもの、つまり「いまここ」への意識を集中し、

過去や未来のことは考えない

 

といったことがマインドフルネスの入り口となります。

 

またいつでもどこでもできるものとして、

最も重要でかつ簡単なのは、

呼吸に注意を向けることです。

呼吸は何気なく行っていますが、

吸うときは鼻、喉、胸、お腹へと空気の動きや体のふくらみなどの変化があり、

吐くときもおなかがへこむなど同じように変化があります。

また、入る時と出ていくときの空気の温度や湿度も違います。

ここまでやっているとほかのことを考えなくなってしまいそうですが、

人はどんどん雑念が湧いてきます。

 

某リンゴマークの会社のスマートウォッチにも、最初から深呼吸アプリが入ってます。

この雑念に気づいて、なんとか呼吸への集中へともどってくる。

ひたすらこの繰り返しです。

 

最初はかなり難しいですが、少しずつ慣れてきます。

 

さて、これを美肌に関連付けるにはどうしたらよいのか?

 

そう、意識の集中を皮膚の感覚に向ければよいのです。

例えば、

・朝洗顔やお化粧の際に、泡や化粧水の潤いを肌で感じる

・化粧水はゆっくり押し当てて塗りながら、手のひらのぬくもりも感じる

・男性の場合は髭の剃られる感覚を感じながら髭を剃る

といったことです。

 

「朝はバタバタしてそんな余裕ない」との意見が多いとは思いますが、

習慣となれば、意外とできるようになります。

 

それはエビデンスがあるの?といったご意見もあるとはございますが、

・乾癬という皮膚疾患の回復速度が速くなった

・遺伝子レベルで皮膚の代謝速度が速くなった

・免疫系の活性が高まった

・ストレスホルモンの減少による皮脂の減少

・愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌促進

といった報告レベルであれば、いろいろと出ているようです。

お金は一切かかりませんので、日々のスキマ時間にいかがでしょうか。

 

ちなみに僕は、化粧水や整髪料を塗る際や、歩行時、食事時、寝る前の数分に導入し、

少しは心に余裕ができたかな、とは思ってます。

(それでも日々のストレスの波にはまだ勝てません……修行を続けます)

 

これからも地域に根差した、形成外科、美容皮膚科の

信頼性のある治療を提供してまいりたいと思いますので、

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

六本松稲本クリニック

院長 稲本 和也